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【9106】　[日活ポスター：ア] 赤線　飛田遊郭

1975年制作
監督：西村昭五郎
主演：片桐夕子、星まり子
※ピン跡あり

☆ロマンポルノの赤線シリーズの第4弾。東の吉原、西の飛田と並んで名をはせた、大阪の大遊郭地帯・飛田新地を舞台にして、そこで働く貧しい女性たちと、彼女らに群がる男や強欲な連中との関わりを描いた人間ドラマだ。
昭和13年、同じ大阪の遊郭・松島から、姉の働く飛田に渡ってきた女。実はこの姉が、人の良さからつい母親に金を渡してしまい、いつも借金に追われていたのを知って、それをやめさせようと飛田にやって来たのだ。彼女らの母親は、自分の遊ぶ金欲しさに、娘を遊郭に売ってしまうほど非道な性格で、女は心底嫌っていた。女はとにかく金を貯めて、自力でここを抜け出してやると、自慢の名器を酷使するように男を取っていった。だがこういうところは、いくら女が頑張ろうが、決して抜け出せないようなシステムになっている。やがて姉の身請け人のヤクザの男がムショから出所してくることになったが、姉は肺病にかかってしまい、その男の相手をすることが出来なくなってしまった。そこで妹は意を決して…。
現在は若者たちや訪日外国人たちに大人気の大阪の新世界界隈の、そのすぐ傍にある飛田は、今も当時の雰囲気を残してはいるが、この作品の舞台になった80年ほど前には、いったい何人の女性たちが涙を落とし、命を落としていったのかと思ってしまう。決して歴史の表面には出ない、男と女の営みを描いた佳作だ。

☆在庫数　あと1個

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[日活スチール：ア] 赤線　飛田遊郭　［モノクロ/S版8枚組/袋付］

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