[日活ポスター:レ] レイプハンター 狙われた女
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【9221】 [日活ポスター:レ] レイプハンター 狙われた女
1979年制作
監督:澤田幸弘
主演:岡本ひろみ
☆妊娠しては流産するということを繰り返していた女は、また今回も駄目だった。夫からいたわりの言葉もなく、子どもを産むことだけが目的となっている夫婦生活に嫌気もさしてきだしていた。でも夫の実家は初孫の催促ばかり。その日も流産を謝りに、夫の実家へ向かう新幹線の中だった。憂鬱な旅の途中、血だらけのナイフを持った若い男が車内に入ってきた。恐怖の中、その男は警官などに連れ出されるが、女と夫は生きた心地がしなかったが、女はそのときに感じた妙な昂揚感がいつまでも心に残ってしまった。それからも夫は女に無関心で、子作りだけのSEXはだらだらと続き、女はさらなる虚無感の中で生活をしていた。そんなある日、女は町中であの新幹線の中の男と偶然再会し、無意識にその男に付いて行ってしまう。男は覚醒剤の売買でヘマをし、その損害金を払うために、消費者金融店に強盗に入る。女も異様な神経の高ぶりの中、そのまま行動を共にしてしまったことで…。
明らかにアメリカンニューシネマの破滅の美学を意識した作品で、ラストは『俺たちに明日はない』や『明日に向って撃て!』を彷彿させる。原作は「週刊漫画」誌に掲載された劇画(作/東史朗、作画・川崎三枝子)だが、ほぼオリジナルな脚本のようだ。
しかしながら、この作品の一番の注目点は、監督の澤田幸弘がすでに一般映画に進出していて、松田優作主演で『あばよダチ公』や『俺達に墓はない』といった作品を撮っていた関係から、なんと松田優作がゲストとして数シーン特別出演していることだろう。ただ、おそらく松田優作の所属事務所との関係などからだろう、ポスターなどには一切松田の名前が明記されていないのが残念だ。そして結果として松田優作のロマンポルノ出演は、生涯でこの作品1本だけであった。
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