[新東宝ポスター:サ] 残虐女刑史[再販]

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【6474】 [新東宝ポスター:サ] 残虐女刑史[再販]
1976年制作(初公開時)
監督:山本晋也
主演:南ゆき、茜ゆう子、谷ナオミ
※画像のように、場内に掲示したときのテープが、表面から裏面に至って上部左右と中央、下部左右と中央の6か所に残っている。また表面左下に小さな剥がれがある。
☆ピンク映画の悪しき慣習に、リバイバル公開時に元タイトルを改題して、いかにも新作ですという振りをして公開するというのがある。その方が新作を製作するよりも安くつき、作品編成の穴埋めになるからだ。ただ改題をする以上、ポスターは作り替えなければならない。それが余計にファンにとってはややこしくなる。
日活は決してそれをやらなかったが、その他各社は慣例として行い、特に新東宝は、再改題、再々改題など、多いものになると4回ほどタイトルを変えて公開している作品もあるぐらいだ。
ただ近年は、新作の振りをするにも時代感覚的に限界がある作品に関しては、逆にその古さをウリにするかの如く『懐かしの新東宝「昭和のピンク映画」シリーズ』と銘打って、改題をせずにオリジナルタイトルそのままで、ポスターだけ作り直し公開するという手法を取り出した。よってこのポスターもオリジナルではなく、1976年に公開された作品をそのシリーズの中のひとつとして、2019年の再公開時に作り直したものである。ただしこのポスターは映倫審査を受けていないようで、映倫マークが入っていない。ということは、本来は劇場に提供してはいけないものだが普通に劇場で掲示されていたというのも面白い。
戦前、昭和初期、女性には人権があってないような時代に、不貞を犯した女や、障がいを持つ女や、古い村の因習に刃向かおうとした女などが、それを許さない男たちに捕まり、あらん限りの拷問を受け、命までを落としてしまうという実話的な話を、5話のオムニバスにまとめた作品。全篇に漂うエログロ感が、女性にとっての暗黒の時代を写しだしている。
しかしながら、こういう題材の作品がピンク映画の商品として成立していたというのは、やはり隔世の感がある。
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