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【5412】　[OPポスター：ヘ] 変身人形　肢体を愛でる指先［B級］

2015年制作
監督：山崎邦紀
出演：卯水咲流
※画像のように、裏面左下にこのポスターを所持していた劇場スタッフのメモ書きがある。

☆プロボクサーになることを諦め、今は普通に生活している男と一緒に住んでいる若くてきれいな女性。男はそんな彼女のことが大好きで、時間があれば彼女の身体を求めてくる。それには応じているが、彼女はどこか無関心だ。実は彼女、マネキン・バーでバイトをしている。そこはカウンターにズラリと全裸のマネキンが並び、客たちはそのマネキンたちを眺めながら淡々と酒を飲むという、フィギアフェチストたちの溜まり場だったのだ。彼女はそこでフィギア人形になり切り、酒を運んだりするときだけ人間でいるという仕事をし、その仕事をしていることが心地良くって仕方がなかった。客の中には、人形のように無言のままじっとしている女性と棺桶の中に入ってSEXするのが趣味という、変質的な男たちばかり。彼女はいつか私は人間をやめて人形になりたいと願っていたが、その棺桶男に誘われて棺桶SEXをしたとき、その気持ちよさからついあえぎ声をあげてしまって…。
フィギアフェチストを自認し、今までもそんな傾向の作品を発表してきた山崎監督の、いわば究極的な人形愛を貫いた作品。そこには人間としての誇りは一切ないかのようだ。ロマンポルノでも1975年に曽根中生監督が『大人のオモチャ　ダッチワイフ・レポート』で、主演女優を人形として描く冒険をやっているが、それはコメディーとしての手法で、この山崎監督作は真面目にシュールに描く。ある意味そこはすごいところだ。

☆在庫数　あと1個

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