[新日ポスター:レ] 令嬢たちの狂乱 ダブル縄祭り

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【4980】 [新日ポスター:レ] 令嬢たちの狂乱 ダブル縄祭り
2010年制作
監督:小林悟
出演:岸加奈子、舞坂ゆい
■旧題(団鬼六 令嬢縄責め)
☆1988年、ロマンポルノを終了させた日活だが、ロマンポルノを封切上映していた契約チェーン館への作品提供をどうするという問題があった。結局契約館を見捨てることが出来ず、まったくの別会社として、日活出身者たちで新日本映像という会社を作り、そこでいわゆるピンク映画予算で新作を作り続け、チェーン館に流すという方法をとった。それがエクセスフィルムである。ただそれでも、そのエクセスの製作費は、当時の新東宝や大蔵、ミリオンといった会社よりも高額であった。
当初はそのエクセスの新チェーン館も好調で、客が良く入ったため、その勢いから、かつてのロマンポルノのドル箱だった団鬼六原作のSM大作の新作をという声が上映館側からも上がり、1990年の正月作品として本作が製作された。ピンク映画としては異例の予算がつぎ込まれ、監督にはピンクの大ベテラン小林悟を起用、脚本はロマンポルノ後期の団鬼六作品の多くを手掛けた片岡修二なので、とても珍しいコンビだ。
ストーリーは上流階級の令嬢姉妹が、父の急死で、かつての父の使用人たちになぶり者にされM性に目覚めていくという、団鬼六特有の展開だが、特筆すべきは、小林監督がアウェーのエクセスから大きな予算を貰い、それを存分に楽しみながら使い切ってやろうという意欲が分かるぐらいのダイナミックなカメラワークを見せてくれて、興奮の1本になった。
なお本作は、こうして1989年に作られた『団鬼六 令嬢縄責め』を改題した作品である。
☆在庫数 あと10個
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