[日活ポスター:シ] 実録エロ事師たち 巡業花電車

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【3036】 [日活ポスター:シ] 実録エロ事師たち 巡業花電車
1974年制作
監督:林功
出演:星まり子
※ピン跡あり
☆戦後しばらく、ストリップ・ショーは庶民の娯楽だった。劇場はもちろん、宴会のお座敷芸としても人気があり、出演の女性たちはまさに全国をくまなく巡業していた。特に温泉街などのお座敷では、女性器でバナナを切ったり、紐で繋いだ張型を挿入して綱引きをしたりといった様々なパフォーマンスが演じられた。そんな中で人気だった芸が「花電車」で、花電車とは、当時、街を走っていた路面電車を花で豪華に飾り上げた、地元の祭りなどでの御輿的役割を持った車両のことで、現在のラッピング電車に似ているが、当時の花電車は飾って見せることがメインで、お客は乗車できなかった。そこでストリップでも、「お客を乗せない」つまり「売春行為は行わない」という、もっぱら見せるだけの芸を花電車と呼んだのだ。そんな芸をする女たちと、何とか一発やってやろうとそれに熱狂する男たちの悲喜交々を描いた作品。
秘密ショーの現行犯で、実刑と罰金刑をくらった男は、半年振りで朝顔太夫の待つボロアパートへ帰ってきた。以前、吉原一の売れっ子だった彼女も今はもう70才を越えた老婆になっていた。そんなある日、芸能プロの社長から「花電車」をやれる女の斡旋を頼まれた男は、喫茶店で若い女と会うことにした。彼女は男が罰金を支払った裁判所の窓口係だった女性で、安月給で細々と生活していると知り…。
原作者の吉村平吉は早稲田大学専門部政治経済科在学中に人気劇団の文芸部の見習いとして活躍したが、徴兵されてジ・エンド。復員後に劇団を旗揚げするが経済不安などでポシャり女衒に落ちぶれたが、後にその経験を活かし吉行淳之介や野坂昭如に題材を提供したり本人も著書『実録・エロ事師たち』を刊行した。本作はそれを映画化した人気シリーズの一作で田中陽造脚本、星まり子、殿山泰司が主演、林功監督の人情ロマンポルノ。
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