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【3099】　[日活ポスター：カ] 花芯の刺青　熟れた壷

1976年制作
監督：小沼勝
主演：谷ナオミ

☆歌舞伎のかつらを作る職人の家に生まれた女。古い伝統の世界で育ったゆえ、貞操観念が強く、婚期が遅れ、江戸の伝統千代紙人形師の後妻となったが、結婚半年で夫と死別し、以後義理の娘と暮らしていた。その娘は現代的な女子大生で、男とのSEXは遊びと考えるような子だった。女は結婚前、たった一度だけ身体を許した男がいた。それは女の初恋の相手でもある歌舞伎俳優の男で、娘道成寺の蛇面を被り、蛇身の衣装をまとったまま、舞台の奈落の底で犯されたのだった。ある日、義娘が交通事故にあう。幸い怪我は軽かったが、謝る車の運転者を見て女は驚いた。あの歌舞伎俳優にそっくりだったのだ。男はその人の忘れ形見だった。運命に導かれるように女はその男の家に行き、亡き彼が、あの時つけていた娘道成寺の蛇身の衣装を見付ける。それを見ながら興奮している女に、やがて男がそれを身に着け、女を抱き寄せ…。
歌舞伎の代表的演目である「娘道成寺」を上手くモチーフとして取り入れ、それにまつわる女の情念を描きだした官能巨編。谷ナオミの抜群の存在感が見る者を圧倒する。また、著名彫師の凡天太郎氏が出演して実際に刺青を彫っているところを見せるなど、こういった世界の一面を描き出している。

☆在庫数　あと13個

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